研究者コラム

環境破壊による人体への影響

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環境破壊は人体にも影響が

近年は科学技術が目覚ましい発展を遂げていますが、それと共に生じているのが大気汚染です。
日本は高度成長期を過ぎ、環境破壊についても最近は議論が行なわれるようになり、より環境に優しい技術の開発が求められています。
ハイブリッド車などのエコカーも登場しており、環境に配慮した商品も多くなってきていますが、これから発展する国は環境破壊が少なからず生じる可能性も大きくあります。

環境破壊は実は環境だけでなく、人体にも悪影響があります。
ここでは環境破壊による人体への影響についてご紹介します。

環境破壊で生じる様々な有害物質

環境破壊で最近話題になっている物質が、浮遊粒子物質です。
大気汚染が強い国では生じることが多いですが、空気中に微細な粒子が混ざることで、人体にその粒子が入り込みやすくなります。

多量の粒子を吸い込んだ方は、呼吸器に障害が生じることも多いです。
ぜんそくや呼吸器の疾患の他にも、がんにつながる可能性などもあり、見過ごすことのできない問題とされています。
また、最近では自分の国だけでなく、他国から浮遊してくる粒子も問題になっています。
自分の国の対策なら早急に対応策を講じることもできますが、他国の粒子が浮遊してくると、その対策はすぐに取ることが難しい場合もあります。

日本でもこれは問題となっており、様々な対策が検討されるようになっています。
ですが、確実な対策方法はまだ見いだされておらず、今後の動向が注目されています。

また、光化学オキシダントと呼ばれる物質も話題になっています。
工場や車から排出される物質で、空気を汚染するとして問題となっています。
これも人体に入る可能性があり、多量に吸い込むと吐き気やめまい、頭痛などを引き起こします。

すみやかに空気のきれいな場所に移動を

環境汚染によって人体に影響があるケースもこのように比較的多くあり、発展してきている日本でもまだ問題になることもあります。
万が一こうした環境による健康被害があった場合、速やかに場所を移動して休むことをおすすめします。
また、症状が重い場合には必ず病院に行くようにしましょう。

また、空気が汚れていると感じた際には外出の際にマスクをすることをおすすめします。
マスクをすればある程度は防ぐことができるので、必ず着用するようにしましょう。

環境汚染については様々な議論がなされており、浮遊粒子物質や光化学オキシダント一つ一つが大きな問題を抱えています。
興味のある方はこうした問題について考えるのも非常に勉強になるため、調べてみるのもおすすめです。
最近はインターネットの普及によってより詳しい情報なども得やすくなってきています。
こうした情報を頼りにさらに環境汚染について学ぶことで、今後の健康被害の対策も取りやすくなるはずです。

東京フォーラム2020オンラインでの専門家と東京大学の総長、理事が対談においても「地球環境危機を救う猶予は10年」と言われています。東京大学には、自然環境学専攻、環境システム学専攻があり自然環境と人間活動にかかわる様々な研究が進められています。興味のある方は志望を目指してみてもよいかもしれません。

参考サイト
自然環境学専攻 – 東京大学
地球環境危機を救う猶予は10年 | 東京大学
東京大学生のための学生マンション|学生マンションドットコム