ライフサイエンスの基礎知識

コレステロールとは

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増えすぎると体に害のある成分

コレステロールはご存知の方も多い成分ですが、食材などから摂ることができるコレステロールと、体内で生産されるコレステロールの二種類があります。
これをご存知だった方は少ないのではないでしょうか。

コレステロールは適度な量は体に必要ですが、過剰に体内に増えすぎると、逆に悪影響がある成分でもあります。
そのため気をつけて摂取することがとても大切です。
ここではコレステロールについて詳しくご紹介していきます。

コレステロールが増えすぎるとどうなるのか

コレステロールが増えすぎると、血液や血管に悪影響が出やすくなります。
コレステロールは血管に乗って運ばれますが、増えすぎると徐々に血管の内壁にコレステロールが付着するようになります。

段々と付着したコレステロールが大きくなると、血管が詰まりやすくなってしまい、体内の血流が悪くなってしまいます。
これが様々な障害を引き起こす可能性があります。
動脈硬化や脳血管疾患など、命にも危険のある病気を引き起こすこともあるので注意が必要です。
血液をサラサラにし、血流を正常な状態に保っておくことはとても大切なことなのです。
コレステロールはトラブルになってしまうこともあるので、摂りすぎには十分気をつけましょう。

コレステロールを摂りすぎないようにするには

コレステロールを摂りすぎないようにするためには、栄養バランスの取れた食事をすることが大切です。
偏った食事になるとコレステロールが多くなってしまうので、野菜や肉類などが適度にある、バランスの良いメニューにするように心掛けましょう。

特に一人暮らしの方などは栄養バランスが偏ってしまいがちです。
そうならないように日頃から気をつけておきましょう。
普段から肉と野菜をバランスよく食べるという風に決めておくと、外食をしてもサラダを取り入れるなど、バランスを保った食事をしやすくなります。
自分の中でルールを決めて食事をすると良いでしょう。

外食が多い方は週に数回は自宅で食べると決めておくのも良いでしょう。
もちろん自宅でコンビニ弁当などを食べるのではなく、自分で料理をして食べることをおすすめします。

コレステロールが多く含まれている食材として代表的なものに、卵があります。
卵は日頃から食べている方も多いと思いますが、摂りすぎは逆効果になってしまうので、毎日1個にしておくなど、数を決めておきましょう。
時々2個などになるのは問題ありませんが、頻繁に数が多くなるのは危険なので控えておくことをおすすめします。

以上、コレステロールについてご紹介してきました。
コレステロールは比較的身近な成分で甘く考えている方もいるかもしれませんが、実は過剰になると危ない成分です。
気をつけていきましょう。